遮光眼鏡の選び方
こんにちは!
夏が過ぎたとはいえ、まだまだ日差しが強いですね。これから連休もありレジャーの季節でもあります。
もちろん眼疾患などで眩しさに弱い方もいらっしゃいますし、運転時なども含め眩しさを感じる全ての方に、本日は遮光眼鏡の選び方を紹介いたします。
遮光眼鏡って何?
遮光眼鏡とは眩しさの要因となる500nm(ナノメートル)以下の短波長光(紫外線+青色光線)を効果的にカットし、それ以外の光を出来るだけ多く通すよう作られた特殊カラーフィルターレンズです。
眩しいと感じるときは白く霧がかったように見え、コントラストも低下してしまいます。
眩しさにより白く靄(もや)がかっているように見える状態を、短波長を取り除くことでくっきりさせ、コントラストを強調させる効果があります。
眩しさを感じるすべての方へ
白内障初期、白内障術後、網膜色素変性症、加齢黄斑変性、緑内障による視野狭窄、その他視神経疾患などまぶしさにより見えにくさを感じる方に特に有効です。
また健常者の方であっても屋外でまぶしさを感じる場合、遮光眼鏡を使用すると防眩効果によりコントラストが上がり見やすくなります。
カラーによっては夜間運転時での対向車の光等によるまぶしさを和らげることができます。逆にカラーによって夜間は適さないものもあります。
注意*効果には個人差があります。
また遮光眼鏡は下記の方を対象に補装具として公的な補助を受けることができます。
1.羞明を来していること
2.羞明の軽減に、遮光眼鏡の装用より優先される治療法がないこと
3.補装具費支給事務取扱指針に定める眼科医による選定、処方であること
一般的なサングラスとの違い
多くのサングラスはファッション性を重視するため、時として見え方を犠牲にすることがあります。
特にサングラスの定番カラーであるグレー系サングラスは目に入る光を均一にカットするため、まぶしさの原因となる光だけでなく、明るさを感じる光もカットされてしまいます。
明るいところではまぶしさが残り、少し暗いところでは視界が暗くなりすぎてしまうことがあります。
遮光眼鏡の選び方
人が感じるまぶしさは個人差があり、見やすいと感じる色に違いがあります。またまぶしさの度合いも異なり、必要とする濃度にも違いがあります。
遮光眼鏡のカラーを選ぶときのポイントは、専用のトライアルを使用して実際に体感することをお勧めいたします。
またトライアルを使用される際には、天気の良い日をお選びいただくことをお勧めいたします。
好きな色だから・・・という選び方は見え方や用途に適した選び方ではありません。
・十分にまぶしさがとれているか
まぶしさが取れることで白っぽく見えていないか、ぼやけて見えていないか確認しましょう。
・コントラストが改善しているか
コントラストとはモノの明暗比のことです。例えば道路のでこぼこがわかりやすくなった、車線や白線・横断歩道・点字歩行板などがよりはっきりするなどで確認します。遮光眼鏡を装用することで改善できているかを確認しましょう。
・暗くなりすぎていないか
人の目は暗くなると見えにくくなり、神経を使うことで疲れや歩行時に危険が生じます。カラーの選定時には暗くなり過ぎないように注意しましょう。
・実際に使用する環境に近い状況で見る
トライアルをしている環境が、実際に装用する環境と同じ条件に近いことが理想です。例えば屋内用ならLEDライトの下で、屋外用なら実際に外に出てみましょう。できる限り天気の良い日中に試しましょう。車のライトのまぶしさなら夜間の屋外で試しましょう。
目標物を定めて確認することが大切です。『看板を見て』『横断歩道をみて』と目標物を定めることでより日常的な効果を感じていただけます。
クロサワでは、豊富なカラーのトライアルレンズを用意しておりますので、お気軽にご相談ください!!
最後に動画もご覧ください!